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2024.3.27

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学習院初等科 小学校受験 合格 体験記

2023年の受験で、立教小学校、学習院初等科、成城学園初等学校にご縁をいただいた生徒様をご担当された講師の先生に、それぞれの学校の対策秘話をお伺いいたしました。今回は前回の立教小学校に続き、学習院初等科のご指導に当たってのお話しをお伺いしました。受験をご検討されていらっしゃる方は是非ご参考にされてください。
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今回は個別考査に特徴のある「立教小学校・学習院初等科・成城学園初等学校」の3校についての第2回目としまして学習院初等科について振り返っていきたいと思います。

まず学習院初等科は、共学であることまた内部進学の方もいらっしゃり、小学校の募集人数としては他校と比べて少ないことが挙げられます。また試験日も5日間のどこに当たるかという点で併願校として考えられる方よりも例年かなり前から第一志望に据えられ熱意を持って志望されている方が多い印象です。では当日、そのような方々との中でどう差をつけていったら良いのでしょうか。

まず、願書においては、志望動機の欄が非常に大きく設けられています。ここに明確になぜご家庭が学習院でなければならないと思ったのか、また学校方針にどう共感しているのかをただ良いと感じた部分をなぞるのではなく、しっかりとご両親の言葉で伝えていけるようにしました。ただ、エピソードなどで文章を埋めることのないように、時間をかけてひとつひとつの言葉を選び仕上げられた願書において、学校側はその熱意を必ず汲んでくださっていると毎年感じています。

お試験に向けての学習では、見え方の推理、条件推理、観覧車などの推理能力を要する分野、短文の記憶、話の記憶などの言語関係と記憶を合わせたもの、そして理科的常識、生活常識については、必須課題ですので繰り返し抜けのないように取り組みました。

日頃の家庭学習のペーパーでこのような領域が正解であったとしても、当日は個別の考査です。実際に向かい合って講師が理由を尋ねたり、解答の選択肢が聞き取りのみで答えなくてはならない状況になると混乱する可能性が高いです。そのあたりも視野に入れながら個別対策の時間を十分に取れるよう夏休みまでに基礎固めを行い9月以降は過去の出題例を参考にWITH-F独自の学習院対策に時間を費やしました。

また、個別テスト、行動観察対策、制作課題、運動全てにおいての対策としまして、日々の生活を丁寧にすることを心掛けるよう繰り返しお伝えしました。例えば、幼稚園から帰ってきた時の荷物は全て自分で片付ける。お弁当一式は、お洗濯をするもの、洗うものとに分けて「ごちそうさまでした」と一言添えて手渡しをする。寝る前には次の日の準備を考え、着るものなどは畳み風呂敷に包んで置く習慣をつける。お手伝い、食事の準備、お片付けなどは、こちらが指示をするのではなく自分で何ができるか考えて行うなどです。

学習院初等科は、教育の指針となる宗教がある学校ではないので、それぞれのご家庭の道徳心が重要になってきます。日頃のご家庭での躾やご両親の姿、周囲の方々への感謝の気持ちは物の扱いや言葉使いの中で必ずお子様の背景として現れます。

行動観察でどんなシチュエーションがあったとしても自信を持って送り出せるように、1日の生活が全て受験に繋がっていると意識して過ごしていただくように指導させていただきました。

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